エチオピア特設ページ 21/22
国・地域名 : エチオピア連邦民主共和国
面積 : 109.7万平方キロメートル
人口 : 約1億922万人(2018年:世銀)
首都 : アディスアベバ
言語 : アムハラ語、オロモ語、英語等
民族 : オロモ族、アムハラ族等約80の民族
宗教 : キリスト教、イスラム教他
アラビカコーヒー発祥の地といわれるエチオピア連邦民主共和国は東アフリカ内陸に位置しており、世界最古の独立国といわれています。面積は約110万㎢で、日本の3倍ほどの大きさです。人口は約1億922万人。国土のほとんどが高地にあり、年間平均気温は13度と、とても涼しい国です。首都のアディス・アベバは標高2400mにあります。東部は砂漠地帯ですが、北部は川や湖など水が豊富な地域が広がります。
エチオピア国土の多くを占めるアビシニア高原は標高が高く、雨量もあり、気温も20度前後と温暖なため、コーヒー栽培に最適な環境です。収穫は主に10月~12月に行われ、品種はすべてアラビカ種に属するものです。その多種性は他国に比べて凄まじく、具体的な品種がわかっていないものも少なくありません。エチオピアのコーヒー栽培では、「農園」の形態は少なく、自然の力に頼り、人の手をかけない栽培が一般的です。
栽培方法は主に4つに分類されます。
■フォレストコーヒー
自生しているコーヒーの樹から実を収穫するもの。
■セミフォレストコーヒー
自然林に間引きなど少し手を加え、自生している樹が育ちやすいようにしたうえで収穫するもの。
■ガーデンコーヒー
農家が自宅周辺で他の作物と一緒にコーヒーを栽培する方法。エチオピアで最も典型的で生産量の多くを占める。
■プランテーションコーヒー
農園で集約的に栽培する方法。生産量の10%程度がこの形。
エチオピアは爽やかな酸味が特長で、甘味と風味のあるコーヒーです。焙煎度合いによって、風味が変わるのもエチオピアの魅力。浅煎りでは産地特有の華やかな香りをしっかりと感じられ、フルーティーな酸味とスッキリとした味わいを楽しめます。深煎りにすると、チョコレートのような甘さと果実感のあるフレーバーを堪能できます。
エチオピアコーヒーは、量の増加とともに品質向上にも取り組んでおり、業界を挙げて主要生産国のコロンビアへの視察などを実施しています。2020年3月には、米国拠点の非営利団体『Alliance for Coffee Excellence』が世界各地で主催する高品質なコーヒー豆を競う品評会・オークション「Cup of Excellence」を初めてエチオピアで開催しました。
私たちが21/22Cropで取り扱うゲデオゾーンのエチオピアコーヒーは、イルガチェフェとゲデブになります。イルガチェフェだけでも無数のコーヒーウォッシングステーションが存在します。その中でもイルガチェフェでは今回「Idido(イディド)」、「Haru(ハル)」をご用意しております。また、ゲデブでは「Chelchele(チェルチェレ)」、「Gotiti(ゴチチ)」を買い付けました。
私たちは、ガーデンコーヒーが主流のエチオピアの中でも、クオリティを重視し、農業技術を取り入れた農園運営を行っている農家と取引を行っています。特に、農園だけでなくウォッシングステーションも管理できる農家を厳選することで、一気通貫したクオリティコントロールを行える農家とのパートナーシップを築いています。イルガチェフェに行く際は、農家の家にホームステイをし、信頼できるパートナーとして共にエチオピアのコーヒーを広げていきたいと考えています。
[ Ethiopia Gotiti Tadele Natural ]
精製 : ナチュラル
品種 : 在来品種
標高 : 1,900m~2,300m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
Gotiti(ゴチチ)は、ゲデオゾーン最南端に位置し、高品質なコーヒーを生産するエリアとしてよく知られています。年間降水量が1,750~2,200mlと多く、この雨量と土壌が、香りの豊かさと甘さの印象の強いカップを作り出しています。 エチオピアのナチュラルらしいボリュームある甘さが感じられます。グレープやダークチェリーのような重たさのある酸があり、適度なボディ感もあるので、浅煎りはもちろん、深煎りでも使えるオールマイティな豆です。
イルガチェフェらしい果実味があり、赤リンゴやチェリーのようなフレーバーに熟した果実感を感じていただけます。王道エチオピアのナチュラルをお探しの方にオススメです。
「グレープのような甘さを伴った酸、ボディ感を感じられるコーヒー」
Cupping Comment : Grape, Dark cherry, Citric, Milk chocolate, Medium body
[ Ethiopia Gotiti Tadele Natural]
[ Ethiopia Haru WS Washed ]
精製 : ウォッシュド
品種 : 74110, 74112
標高 : 1,750m~1,850m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
“ハル”はこのウォッシングステーションの近くにある村の名前から来ています。2013年からハルウォッシングステーションは稼働し、カンケティファミリーのFikadu Abayneh氏が管理しています。全てのベッドにはコードナンバーが記載されており、各ロット毎に精製のステータスを追跡することができるなど、徹底された管理が施されています。
スイートレモンのような上質な酸が感じられ、滑らかな質感があるコーヒーです。一段上の酸質を感じていただけるエチオピアウォッシュドです。
「スイートレモンのような上質な酸、滑らかな質感」
Cupping Comment : Sweet lemon, Cherry, Crisp, Smooth MF
[ Ethiopia Haru WS Washed ]
ご好評につき、完売いたしました。
[ Ethiopia Chelchele Bekele Natural ]
精製 : ナチュラル
品種 : 在来品種
標高 : 2,065~2,100m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
Chelchele(チェルチェレ)は、ゲデオゾーン、イルガチェフェディストリクトに位置します。このロットはエチオピアでは珍しく、単一農園のものとなります。 今回のロットを手掛けた生産者のBekele Kurse氏はこの地区に住む農家の 1 人です。彼は14.6 haの広さの農園を所有しており、妻と 10 人の子供と一緒に生活しています。
明るい酸と、チェリーやピーチのようなフレーバーが感じられ、クリーンカップの素晴らしいコーヒーです。浅煎りや中煎りにすると、酸の表情が分かりやすく感じられるのでオススメです。上質なコーヒーを探している方は是非お試し下さい。
「明るい酸とチェリーやピーチのようなフレーバー、上質なナチュラル」
Cupping Comment : Bright AC, Peach, Riped cherry, Creamy MF
[ Ethiopia Chelchele Bekele Natural ]
ご好評につき、完売いたしました。
[ Ethiopia Chelchele Anaerobic Natural ]
精製 : アナエロビック ナチュラル
品種 : 在来品種
標高 : 2,065~2,100m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
このロットの精製は嫌気性発酵(アナエロビック)で行っています。チェルチェレ周辺の農家の選抜された完熟のチェリーを、専用のバレルに入れて蓋を閉め、密閉します。バレルにはバルブがついており、酸素と内部で生成された二酸化炭素をバルブから外に出せる仕組みになっています。発酵時間によってフレーバーの印象が大きく変わってきますが、このロットではフレーバーとクリーンカップの両立を求め、チェリーを入れてから「120時間」の保管しています。
とても完成度の高いアナエロビックです。120時間と発酵時間を長く取りながらも、フレーバー、甘さ、質感、すべてのバランスが整っている素晴らしいコーヒーです。
「フレーバー、甘さ、質感、どの要素も素晴らしい完成度の高いアナエロビック」
Cupping Comment : Grape, Elegant, Apricot, Liqueur, Complex, Round, Sweet finish
[ Ethiopia Chelchele Anaerobic Natural ]
ご好評につき、完売いたしました。[ Ethiopia Idido Natural ]
精製 : ナチュラル
品種 : 在来品種
標高 : 1,900~2,100m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
Idido(イディド)は、ゲデオゾーン、イルガチェフェディストリクトに位置します。 イディド周辺に住む小規模農家によって収穫されたチェリーを“Tulse”と呼ばれる場所にあるウォッシングステーションに集め、精製を行います。日中は絶えずチェリーを攪拌しながら、アフリカンベッドで約12~15日間かけて均一に乾燥させます。最も陽射しの強い午後12時~13時と夜間、雨天時はベッドをカバーで覆い、クオリティの維持に努めています。
シルキーな質感と甘さを伴ったフレーバーがあり、安定感のあるナチュラルです。定番ラインナップに組み込みやすい味わいです。
「シルキーな質感と共に、甘さが際立つ安定感のあるナチュラル」
Cupping Comment : Cherry, Citrus, Honey, Silky MF
[ Ethiopia Idido Natural 21/22 ]
ご好評につき、完売いたしました。[ Ethiopia Idido Tulse Haile Natural ]
精製 : ナチュラル
品種 : 在来品種
標高 : 2,050~2,100m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
Idido(イディド)は、ゲデオゾーン、イルガチェフェディストリクトに位置します。このロットはエチオピアでは珍しく、単一農園のものとなります。 今回のロットを手掛けた生産者のHaile Alemayehu氏はこの地区に住む生産者で、精製も彼が持つウォッシングステーションで一貫して行われます。 ナチュラルらしい果実味が感じられ、フレーバーにも複雑さのある力強いコーヒーです。エチオピアのナチュラルに求めるフレーバーの力強さと甘さがこのコーヒーにはあります。
「力強さと果実味溢れるコンプレックスなコーヒー」
Cupping Comment : Black currant, Tropical, Cherry, Sweet
[ Ethiopia Idido Tulse Haile Natural 21/22 ]
ご好評につき、完売いたしました。[ Ethiopia Gotiti Natural ]
精製 : ナチュラル
品種 : 在来品種
標高 : 2,020~2,100m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
Gotiti(ゴチチ)は、ゲデオゾーン最南端に位置し、標高の高さにも恵まれ、高品質なコーヒーを生産するエリアとしてよく知られています。 選別、果肉除去をしたのち、日中は絶えずチェリーを攪拌しながら、アフリカンベッドで約12~15日間かけて均一に乾燥させます。最も陽射しの強い午後12時~13時と夜間、雨天時はベッドをカバーで覆い、クオリティの維持に努めています。 明瞭なフレーバーと余韻の長さが特徴的です。滑らかな質感が心地よく、持続感あるコーヒーです。
「明瞭なフレーバーと質感の良さが長く続く、優良なコーヒー」
Cupping Comment : Grape, Honey, Velvety MF, Clean, Long after
[ Ethiopia Gotiti Natural 21/22 ]
ご好評につき、完売いたしました。[ Ethiopia Gotiti Washed ]
精製 : ナチュラル
品種 : 在来品種 /
標高 : 1,950~2,000m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
Gotiti(ゴチチ)は、ゲデオゾーン最南端に位置し、標高の高さにも恵まれ、高品質なコーヒーを生産するエリアとしてよく知られています。 ゴチチ周辺に住む小規模農家によって収穫されたチェリーはゴチチウォッシングステーションに集められ、精製が行われます。 フローラルで上品な印象のコーヒーです。余韻も長く、ウォッシュドでありながら甘さを一貫して感じられます。
「フローラルで心地よい余韻が長く続く上品なウォッシュド」
Cupping Comment : Floral, White grape, Citrus, Delicate, Smooth MF
[ Ethiopia Gotiti Washed 21/22 ]
ご好評につき、完売いたしました。[ Ethiopia Foge WS Washed ]
精製 : ウォッシュド
品種 : 74110, 74112
標高 : 1,800m~1,850m
収穫 : 21/22
価格 : 会員登録をして頂くことでご覧になれます
フォゲウォッシングステーションは近くにあるFoge村とHafursa村から集められたチェリーで構成されています。カンケティファミリーのFikadu Abayneh氏が管理しており、全てのベッドにはコードナンバーが記載されており、各ロット毎に精製のステータスを追跡することができるなど、徹底された管理が施されています。
フローラルで上品なフレーバーを感じられるコーヒーです。綺麗で心地よい余韻の印象もあり、丁寧な精製を感じていただけます。
「フローラルで心地よい甘さを伴った上品なウォッシュド」
Cupping Comment : Floral, White peach, Sweet orange, Comfortable, Sweet finish
[ Ethiopia Foge WS Washed ]