タンザニア[生産国紹介ページ]






中央アフリカ東部に位置するタンザニアは、西にはインド洋を臨み、北はケニア・ウガンダ、南はモザンビーク・マラウイ、西にはザンビア・ルワンダ・ブルンジ・コンゴ民主共和国と国境は8か国に接しています。経済は農業が中心で日本には主にコーヒー、金、カシューナッツ、タバコ等を輸出しています。コーヒーは一部の農園を除き、TCB(Tanzania Coffee Board)が運営するオークションを経由して取引が行われています。


タンザニアの主要な生産エリアは北部、西部、南部に分けられます。アフリカ大陸の最高峰の山であるキリマンジャロで有名な北部、キゴマなどの産地を抱えロブスタも栽培している西部、最も生産量が多く若い小規模農家が多い南部など、それぞれのエリアで異なるキャラクターのコーヒーを生産しています。タンザニアのコーヒーにはしっかりとしたボディがあり、シトラスやグレープのような風味を持ったコーヒーが多いのが特徴です。


日本の約2.5倍の国土を誇るタンザニアを訪れる度、北部と南部大きくコーヒーの産業が違うことを実感します。大規模な農園が多い北部に比べ、南部はAMCOS (Agricultural Marketing Corpotarive Society)と呼ばれる小規模な農業組合が生産の中心です。まだまだ日本への輸入量が少ない南部ですが、私たちはタンザニア南部のコーヒーにポテンシャルを感じ取引をしています。南部にはコーヒーを農家の自宅で精製するホームプロセスもまだまだありますが、近年はCPU(Central Pulping Unit)の建設も増えており、品質面の向上を毎年感じています。


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